■三人で☆珍道中(6)


「街までは?」
「この感じですと分裂すればかろうじてもつかどうかですね」

かろうじて…か。

「で、どうします?出来れば私として頂けたら嬉しいのですけど」
「……今、考えてる」

出来れば魔力補充はしたくない。間に合うのなら町に急いで帰ってお金もらってあの二人にお腹いっぱいになってもらった方がいい。でも、町のすぐ近くで補充しなくちゃいけなくなる可能性も大きい。しかも二人を相手しなくちゃいけない。

「町に戻るまでに何も起きなければいいんですけどねぇ」
私の心を読んだようにリュージュがつぶやく。

あううううう。

「あ、出来れば早めに返事をくださいよ。私としてはこんな事で【主人】(マスター)とさよならをしたくはありませんので不本意でも強引に犯さないといけなくなっちゃいますから」

リージュ。まるっきり不本意って顔してないし。何でそんな恐ろしいセリフを爽やかな口調で言うかなぁ。

「…わかった…今すぐここでする…から」
私は大きくため息を吐いた。



出来るだけ他の人に見つからないような木の生い茂った場所に移動をし、木の根元に荷物を置く。

「では、始めましょうか」

これから行う行為などみじんも感じさせない穏やかな表情で彼の顔が近づいてくる。幾度か彼とも性行為はした事はあるけれど、そう頻繁ではないし、間近で人の顔を見る事自体慣れてないから照れくさいというか直視出来なくて慌てて目をつぶった。
あごに指がかかり顔を上に持ち上げられると唇が重なる。私の唇を濡らすように彼の舌が動いた。

「【主人】(マスター)…」
「んっ」
唇を押しつけられ口の中に彼の舌が潜り込んでくる。
「はぁ…んっ…はむぅ…あふっ…んっ…んぅんっ…」
彼が私の口の中を激しく唇を動かす。息苦しいぐらいに唇をふさがれて、でも何故か嫌じゃない。

「んふっ…んっ…んっ…………ぁっ!」
足の付け根に彼の指が触れて思わず唇を離した。

「な、何するのよぉ」
「何って濡れているかどうかの確認ですよ。この程度のキスで濡れるわけはないと思いますけど念のため……おや?」
「や、あんっ…指動かさないで」

私の入り口をゆっくりと指が動く。私の潤滑油が彼の指にもしっかりと絡んでるのだろう。スムーズな動きで時折前の突起にも刺激を与えられて身体が震えた。慌てて彼の身体にしがみつく。

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