■三人で☆珍道中(12)


「あ、残ったお金は?」
「残ってません」
「は?残ってない?」
「はい」

「何で?剣を買ったとしてもその金額なら少しは残っているでしょう?」
頭の中で計算をする。どう考えたっておつりが来るはずだ。

「破格値の武器が出ていたのでそれを買ったんです。なのであまり残らなかったんですよね」
「は?」
「魔法がかかった剣なんだぞ」

「ええ〜!そ、そんなもの買ったら足りなくなるに決まってるじゃない」
「次からの仕事が楽になるじゃないか」
「確かにそうだけどさ。それにしたって…」

うちのパーティの経済状況がまるでわかってない。

「ああもう。こんな事になるんだったらあの時リュージュと魔力補充しなきゃよかったよ」

町に着く寸前に二人に補充しなきゃいけなくなったとしてもお金が足りなくなるなんて事なかったはずだ。

「あ、そういえば、魔力補充で思い出した」
「ああ、そうですね」
二人は互いにうなずくとリジュが私が手に持ったおわんをのぞき込んだ。

「セリアさん。食事は…終わってますね」
「…あ、うん」
リジュは食べ終わったお盆を私から受け取り、近くのテーブルに置いた。

「セリアが腹ぺこじゃ補充もままならないもんな」
「はい?」
「あれから残ったお金でボク達食事をしたんですがお腹半分にも満たないんですよね」
「だから?」
「仕事するにしても魔力が足りないからセリアに補充してもらおうと思って起きるの待ってたんだけど全然起きてこないんだもんな」

彼らにとっての空腹=魔力が足りないって意味だって忘れてた

「食い物で補えないのならこっちで補わないと…ね?」
「冗談!」

魔力補充なんてしたくないのに…。

「冗談なんて言ってませんよ」
「金がないんだからこっちで補充するしかないじゃないか」

笑みを浮かべてベッドの上に上がってくる二人。逃げようとしたら瞬く間にリューに上半身、リジュに下半身を押さえつけられてしまった。

「セリアもしっかり寝て飯も食ったんだからオレ達の相手も出来るよな?」
目の前でズボンから何かを取り出すリュー。

それは私にくわえろと言う事でしょうか?

「しばらく食べ物で補充してたからセリアと魔力補充するの久しぶりですよね」
何て言いながら楽しそうに私の下履きを脱がし始めるリジュ。

ちょ、ちょっと待って!

「「しっかり補充させてもらうからな(くださいね)」」
「うわぁぁぁ〜ん!!」

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