■二人は☆成長期(1)

「セリア。腹減ったー」
「ボクもです」
「ちょっと待ってよ。さっき干し肉あげたでしょ?」
「あれっぱかで足りるわけないだろ?」
「たった10個ぽっちなんですから」

ぽっちって言わないでよ!
あれだってなけなしのお金でしかも値切って値切ってやっと買った干し肉だったんだから!

「どうして食費だけで依頼料が終わっちゃうんだろう」
私は頭を抱えた。

この二人、出会った頃よりも食事の量が絶対に増えてる。

「成長期ですからねぇ」
「だよなぁ」

そっか成長期なのか。成長してるんだから仕方がないのか。そうなのか。
妙に納得いかないけど。

「ああ、丁度良い具合に洞窟がありますね」
「あっ。本当だ」
リジュの指さす方向には確かに人が入れるぐらいの穴が開いてる。

「丁度良い具合って?」
「さ、セリアさん。リューの後についていきますよ」
「え?ちょ……ちょっと、ちょっと!」
リジュに強引に腕を捕まれて洞窟の方へ。

「どれどれ?」
リューは警戒もせずに近寄り中を覗く。

「中には特に何もいないみたいだぞ」
リューがひょいひょいと手招きをした。

「それは好都合。セリアさん」
「はい?」

近寄って覗き込もうとしたところをどんと背中を押されて洞窟の中に突き飛ばされる。かろうじて倒れ込むのを踏みとどまると後ろの二人を睨み付けた。

「ちょっちょっと!何する……」
「もちろん魔力補充ですよ」

はい?

「久しぶりだなぁ。セリアとするの」

はいはい?

「やっぱただの洞窟か。ベッドなんてないよな」
「当然でしょ。ほら、リュー」
「わかった」
リューがマントを外し、床に敷いた。

普段は意志の疎通があるんだかないんだかわからない二人なのに今日はお互いの言っている事がわかるらしい。おそらく目的が目的だからだろう。

「はい。ここに座って」
強引に腰を落とされるとリューが目の前に立った。

「セリア。舐めて♪」
ぺろんとズボンの前を下ろすといっちょ前にというか、しっかり勃起したそれが現れる。

「え?」
「あー。リューずるいぞ。ボクだって舐めて欲しいのに」
リジュもローブをまくってズボンを下ろす。

「な……何で……」
「干し肉を買った時点でお財布は空でしたよね?」
「あ、うん」
「なら、わかってるよな?」
「で、でも」
「「非常事態だもんな(よね)?」」
「あ、あうう……」

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