■二人は☆成長期(6)

リュージュやこの二人が嫌いって訳じゃないけど
だからといってあんな体力を使う魔力補充を毎日するのはやっぱり嫌。

「ちぇっ。セリアはずるい。リュージュばっかとするんだもん」
ぷうっと頬をふくらませてリューはすねる。

「リュージュとばっかりって言うけどそれだってほとんど緊急事態なんだから!」

あの時だって、あの時だって、本当に魔力補充するしか方法がなくて、でも、二人と一人相手ならどっちかいいかって聞かれたら、そりゃ一人の方って思うわよ。今日だって本当は二人でするつもりは無かったんだから。前にさんざんな目にあったし。

いや……。
リュージュとだって毎回さんざんな目に遭ってる気がしないでもないんだけど。
って……。
あれ?

「リュー?リジュ?」
「「何(ですか)?」」
「あなたたち、さっき成長期って言ってたわよね?」
二人は不意に神妙な顔つきしなって首を縦に振った。

「リュージュってどう見ても成長期は終わってるんだよね?」
「そりゃそうだろ?」
「馬鹿、リュー!」
慌ててリジュがリューの口を塞ぎ、私の想像が確証に変わった。

「二人はリュージュから別れてるんだから成長期はとっくに終わってるんじゃないの?」
「あはは……」
「ばれた?」

もう。

「騙したわねー!」

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