■ジュリアの騎士様(13)

「だ…だってぇ…お仕置きなのに…」
「なのに?」
「…あ…クロードがぁ…お仕置き…して…るとこが…あん…」
「とこが?」
「へ…変なんだもん…痛くない…の…さ…さっきは痛かったけど…」
「けど?」
「ああん…あ…あ…わ…わかんないよぉ…」

「ひょっとして気持ちいいのか?」
「あ…」
こくんと恥ずかしげに頭を動かした。

うわ…馬鹿野郎…そんなそそる顔なんかするから…出したくなったじゃないか。

クロードは心の中で毒づきながら思わず腰の動きを激しくし、彼女の中に欲望を解き放った。



「ジュリアいけない子なのかなぁ」
「ん…」
「…クロードにお仕置きされてるのに気持ちよくなっちゃった…の」
クロードが自分のした事の後始末をしていると呆けた様子の彼女が口を開いた。

「あ…でも…でもね。最初は本当に痛かったんだよ。もうかあさまにお尻ぺんぺんされるよりずっと…でもさ…」
慌てた様子の彼女は顔を真っ赤にして上半身を起こした。

「もう一回…おねしょしたらまたクロードがお仕置きしてくれるのかな…って」
「…それは気持ちよかったからもう一度して欲しいって事かな?」
「うん♪」
彼女は嬉しそうに大きく首を縦に振った。


「………」
「あん…あーん…クロードぉ…」
彼女は抱かれながらクロードの名を呼ぶ。

「…ジュリア…ジュリアね…クロードの事好きぃ…」
ぎゅっと自分の服を握るその手がぷるぷると震えて彼が動くたびに荒い息を吐く。

「そりゃ…嬉しいな…」
彼女を家に届ければ別れる事になるが、この様子だと少なくとも彼女の親から何かを言われる事はなさそうだ。

「クロード…はジュリアの事…好き…って言った…よね?」
ジュリアは彼に突かれながら心配そうにそう尋ねた。
「ああ…好きだよ…」
口から出任せのつもりはないがおそらく彼女が思っている好きとはかなり違うモノだろう。
「えへへ…嬉しいなぁ…」
ぎゅっとクロードの身体に手を回して彼女は彼にくっついた。

「ん?」
クロードの首筋に冷たい金属の感触を感じた。

「オレの妹に何をしている?」

オレの妹?

背筋に寒いモノを感じた。

「あ…お兄ちゃん♪」
ジュリアが声をかけた方を見ると浅黒い肌で緑の髪の、クロードよりも少し年の若い青年が側に置いておいた自分の剣を持ってそこにいた。

げっ…俺の剣…

クロードは彼女から離れようとしたが彼女はぎゅっと彼に掴まって離れようとしない。

「さっさとジュリアから離れろ。この変態野郎…」
「お…俺は離す気でいるんだ」
「お兄ちゃんなんでここにいるの?」
彼女はしがみついたまま返答を返す。

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