■幼姫無惨5(1)

いつからだろう…ご主人様が帰ってくる時間を、ご主人様のもとに呼ばれるのを心待ちにしている自分に気づいたのは…。

「ふぅ…」
少女は自室でベッドに寝転がりため息をついた。自室とは言っても狭い部屋にベッドが一つ置いてあるだけで何もない。
「何だか寝付けないな…」
彼女がこの屋敷に来てからと言うもの毎日毎日主人の責めは行われていたのだがその主人が所用で出掛け、3日間帰ってこない。
屋敷の主は「私が帰ってくるまで適当に身体を休めておけ。帰ったらまた可愛がってやる」そう言って出掛けた。

「今日はご主人様がいないからゆっくり眠れると思ったのに…何で眠れないんだろう」
久しぶりに何もされない夜。だが、彼女の身体はそれを許してはくれなかった。全身が火照って…目がさえてしまう。
「今日はしてもらえないんだ…」
ぽつんと出た言葉に驚いて口をつぐむ。どうしてそんな事を思ってしまったのだろう。
「…違う…。いつもされてるから思っちゃっただけ…なの。あんなひどい事して欲しいなんて…私、思うはずない…思う訳ない。だって望んでしてる訳じゃないんだから…」

「…はぁ」
自然に首輪に手をやった。
自分がこの屋敷に来てから…彼のものになってからずっとつけている首輪。彼の所有物であるという証だと何度も男から言われ、いつ何時も外してはいけないと言われている。
「こんなのつけられて…こんな格好ずっとさせられてるから頭がおかしくなっちゃったのよ…」
胸と下腹部を露出されたとても衣服とは言えない赤い革の服と、首輪。それが彼女が身につける事を許されているものの全て。

「これだって…」
自然に少女は胸に手を伸ばす。
「つけたくてつけた訳じゃない」
小さな彼女の乳首につけられたリングを指で触れる。これも男につけられたモノだ。

「そう言えば…」
リングを通された時の事がふと頭に浮かび上がる。
『よく頑張ったな…』
「ご主人様…すごく褒めてくれた…」

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