■虫師の森(9)

掃除をしなくちゃ……。掃除が済んだら朝の支度をしなくちゃいけないのに……。

ベッドから立ち上がると股間がむずむずとし始めてすぐさまベッドに座り込んだ。

足を広げて恥ずかしい場所を広げる。

ぐちゅり。

「んぁう……」

ぬるぬるがすごい。指がするする滑る。また、気持ちよくなりたくて手が勝手に動いてく。

「あんっ……だめぇ……もう……止めなくちゃ……」
割れ目の前の突起を指で触れた。

「ふぁっ……いいっ……あうぅ……すごっ……も、もっとぉ……」
割れ目を開き、弄りやすくしたそこをぐりぐりと指でこすりつける。

「あふぅ……あっ……あっ……」
股間の液が指を滑らせてそこをつるつると滑り、それが絶妙な刺激をおくる。

「んあっああああああっ!!」
身体がしなりそのままベッドに力つきた。

「……はぁ……はぁ……も、もういい加減起き……ないと……」
けだるい身体を強引に起こし、机の上の薬瓶を手に取った。

「急いで……飲まなきゃ……」

◇ ・ ◇ ・ ◇

「リア」
朝、ぼんやりと食事をとる私に神父様が声をかけた。

「何か心配事でもありましたか?」
「え?」

ど、どうしてそんなことを?

「い、いえ別に何もありませんけど……?」
「そうですか?気のせいか疲れているように感じられたのですが」
そう言って神父様は私を心配そうに見つめる。

どうしよう。確かに疲れていて身体を動かすのもおっくうなほどだけれどその理由を伝えるわけにはいかない。虫師の彼は誰でもあることだとは言ったけれどあんなにも激しいものが誰でもあるとは思えない。彼と約束した事もあるし、私の身体の事を神父様に知られるのはひどく怖かった。

「申し訳ありません、神父様。私、ここ数日夜更かしをしておりました」
「夜更かし?」
「はい、神の教えをもっとよく知ろうと聖書を……でも無理をしてはいけませんね。肝心のおつとめがおろそかになってしまって」
私はぎこちなく笑みを浮かべた。

嘘だと気付かれないだろうか。

どきどきしながら神父様を見ると彼は軽く息をついた。
「そうですか。教えを深く知ることは大事です。しかし、身体を壊してしまうほど無理をしてはいけません。今日からは早く寝なさい」
「はい、神父様」

やましい気持ちで胸がいっぱいだ。でも、悪いことをしたのではないし、あの薬さえきちんと飲んでいればこれからは神父様の気を煩わさせてしまうことはないはずだから。

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