■虫師の森(19)

「ふぇ?」
熱い肉の棒がゆっくりと身体の中に沈み込んでくる。身体を広げられていくのと彼が侵入をするのが頭の中ではっきりとわかって今まで味わったことのない不思議な感覚と気持ちよさに抵抗するのを忘れてしまったほど。

「でも、こんなもんじゃないよ。まだ先が入ったばかりなんだからね」
「……ふぇ?……先?」
「今から破るから」
「あっ」
彼がゆっくりと身体を引いた。

もっと入れていて欲しいのに。
なんて思った次の瞬間。引き抜かれていたそれが一気に突き入れられた。

「んあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」
鋭い刺激と身体を突き抜ける快感の波。

「あ……ふぁ……あふぁっ……ふぁっ……」
「ほうら。ね?入った。痛くなかったでしょう?」
口をぱくぱくするだけで上手く返事が出来なくて、彼にしがみつきやっとの事で頷くと彼は嬉しそうに笑みを浮かべた。

「リア。僕がリアのお腹でびくびくしてるの……わかるかな?」
「……う……ん……これ……が……そうなの……かな……あんっ……また……」
「だってね、リアの膣、僕を包み込んでて暖かくてすごく気持ちがいいんだもの。女性の膣がこれほどいいなんて思わなかったよ」
「そう……なの?」
「うん。このまま射精しちゃおうかな」
彼は幸せそうに身体を寄せると私を愛おしげに抱きしめた。

とくとく……。
自分でもはっきりわかるほど胸が高鳴ってる。何だかひどく幸せで満たされていく気がした。

「何てね。リアが出産をするまでダメなんだよね。精液で虫が溺れてしまうから」
思わずくすりと笑うと彼は目を細めた。

「でも、抜くのも勿体ないな。しばらくこのまま」
「んっ」
彼は私を抱きしめたまま唇を重ねる。唇を割り行って彼の舌が私の舌を絡め取った。

「んふぅ……んっ……ふぁう……」
彼の唾液と私のが混ざって水音を立てる。

すごく気持ちが良くてもっともっと彼に愛されたい。

「あんっ」
「ふふっ。今リアがきゅって締めたね」
「だ、だってぇ……あんっっ」
口の端をぺろっとなめてそのまま首筋に移動した。

「やっ……あっ……あうんっ……」
「可愛いよ。リア……んっ?」
不意に彼の動きが止まる。

「……どう?したの?」
彼は舌打ちをすると残念そうに私を見た。

「ごめんね。虫が動き始めちゃった」
「え?」
「虫が出てくるんだ。もう抜かなくちゃ」
「出る?虫……が……?」

びくりっ。
「あっ……」

もぞ……もぞ……。

お腹の奥で何か動いてる。

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