■虫師の森(21)

「ん……あっ……あっ……」
虫はすべて産んでしまったというのにまだ身体が疼く。産むたびに何度も何度も達したというのに私の身体はまだそれを欲している。手足の戒めさえなければまだ慰めることが出来るのに。がちゃがちゃと鎖を鳴らしながら私は一人悶えていた。

「お疲れ様。たくさん産まれたよ」
最後の虫をかごに入れた彼が私に声をかけた。霞む頭で彼を見ると虫かごを持ち上げて私に見せる。白くぶよぶよとした芋虫が所狭しとそこで蠢いていた。

……これだけのものが私のお腹に入っていたんだ。そして私の子宮から……。

産道を通ってくるときの快感、入り口を広げられる快感を思い出すと秘部からどろりと何かがこぼれて、それに身体が反応してびくりと震える。

「……もっと……産みたい……もっと……」
「気に入ったんだね。よかった。次はもっと大きくなるのを入れてあげるね」
「……いや……」
「いや?」
「……すぐ……産みたい……の……今すぐにでも……」

彼はまじめな顔をすると「少し待っていて」と言って虫かごをもって隣の部屋に入っていった。

ひょっとしたら卵を産み付けるための虫を連れてきてくれるのだろうか。そう期待した私は戻ってきた彼を見て何も持っていないことに落胆した。

「……虫……」
「え?ああ、置いていたよ。ここにあったら気になって仕方がないもの」
「でも……お腹に卵……」
「すぐ入れて欲しいの?」
「……うん……欲しい……」
「でも、後でね」
「どうし……」
私の言葉はそれ以上続かなかった。彼が唇を塞いでしまったから。

「んっ……ふぁ……あふぅ……」

口の中に舌……私の中を犯してる。

「ふぅ……んっ……んっ……んふぅ……」
胸を服の上からわしづかみにされて揉まれて。

「んっ……ふぁ……あっ……あっ……」
「だめだよ。全部産んだら僕の番だって……忘れたの?」
何故か彼は怒ったように言い、服の上から堅くなった胸の先を指で乱暴に摘んだ。

「んあぅっ」
「こんなに堅くして……もう、次の虫を産むことしか頭にないの?」
「ああんっ……だって……だって……」
両方の胸を摘まれそれをぐりぐりぐりぐりと押しつぶされると私は歓喜の声を上げる。

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