■お姫様と…(5)

「姫様の胸はとても形がよろしくて…素敵です…」
「あ…ありがとう…マリア…そこは私が…あっ…」

「姫様…とっても感じやすいのですね…くすくす…ほぉら…もう乳首がこんなに硬く…」
「ああっ…マリア…何を…」
「こちらの方はいかがかしら…」
うなじの横のあたりに息をふっと吹きかけられる。

「マリア…や…やめて…あっ…」
ぞくっとする妙な感覚で少しだけ身体が仰け反る。

「まあ…くすっ…これだけの事でもこんなに反応をして頂けますの?本当に姫様は敏感で…ああ…ここを洗うのを忘れておりましたわ…」

ちゃぷ…

彼女は手を湯船に入れる、そして私の…足の付け根を触り出す。
「ああっ…なっ…やっ…」
「ここはとても私たちにとって大事な所ですのよ…ですから特に丁寧に洗わないと…」
「わかっているわ…男性を受け入れる所で、おややを産む所でしょ?先日、初夜の心得の本を読んだばかりです…」
「…そして私たちの食事をするところですわ」
「食事?」

「くすくす…姫様…先ほどのでとても感じていらっしゃったのですね…ここがぬるぬるとしてきましたわ」
そこを指でなぞり笑いながら私の耳元で囁く。

私は顔が真っ赤になり思わず彼女に大声を出した。
「マリア!」
「ああ、姫様ご無礼をお許し下さい。あまりに姫の裸が美しかったので思わずいたずらをしてしまいました」
彼女は詫びを入れると、それからは普通に私の身体を洗っていった。

湯浴みを終えると別の着替えが用意されていた。
私のドレス…どうしてこれが?城にあるはずのこれがどうしてここに?オファールの森へは日帰りのつもりでいたから着替えなど用意しなかったのに…
まるで前もって彼女もこの誘拐に荷担をしているようで…ひどく驚愕した。

「姫様…湯浴みはお済みになりましたか?」
部屋に戻るとローブ姿の彼が椅子に座っていた。どうやら私を待っていたようだ。彼女は私をベッドに連れて行き、足枷をその側に置くと彼の側に行く。

「はい。しっかりと身体の隅々まで綺麗にさせて頂きました」
にっこりと彼女は彼に微笑み、彼に傅く。
「マリア。どうもご苦労様」
その下げた頭を彼は優しく撫でる。

…いよいよ私を辱める気なのね?

そんな私の考えを裏切って彼らは…まるで私を無視したように会話を始めだした。

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