■お姫様と…(11)

…あ…またあの味。少し…違う味も混ざっているけど…甘いとろけるようなほろ苦い味。味わいたい。もっと舐めたい。お願い。もっと…

「もっと欲しいですか?」
「……ほ…し…い…お…願い…もっと舐めさせて…」
うつろな目で私は答える。

「では、ご主人様から直接頂くしかありませんわ。今日は、全部を綺麗にしませんでしたの。ですから舐めればあの味がします」
「え?」

彼の股間にある異物。あそこを…あれを舐めろと言うの?
身体がかぁっと熱くなる。

躊躇はしたがあの味を求めて私はよろよろと彼に近づき足下に跪いた。

「姫…お見苦しいモノですがよろしければどうぞ…」
彼はローブをはだけて私にそれを見せる。

彼の股間にあるグロテスクな異物…

ごくり…

アレを舐めればあの味を味わう事が出来る。
私は何も考える事が出来ずにそれを口に含んだ。

はむ…ぺろ…

あ…あの味…。マリアの口の中にあったあの味。マリアから味わうよりももっと濃くて…もっと私を魅了する味。

美味しい…もっと舐めたい…もっと味わいたい…もっと欲しい…
嘘…やだ、私…汚らわしいモノから出るモノが…欲しいなんて思うなんて…

「姫、マリアがやっていたように舐めると、ここからあれは出てきます。もっと、味わいたいのでしたら舐めて下さい」
「あ…」

ぺろ…ぺろっ…

誘われるようにまた、今度はそれが出てくるように私はそれを舌で舐める。だんだんと堅く…大きくそれはなっていき、先のそれが出てくると言われた場所から透明な汁が少しずつあふれ出す。先をちろちろと舐めると別の味の美味しい味の液体が溢れて私はまた、それを吸う。

何も考えられない。ただ、それが味わいたい。
それだけの為に舌を、口を動かす。

「…姫…出ますよ…」
ああ…あれがあの味が出る。

びゅるり…びゅるり…

とくん…とくん…

こくこく…

身体に染み渡る。身体が求めていた私の…食事。ああ、そう…私の食事。美味しい至福の甘露。

「はぁ…」
「…美味しかったですか?」
「はい…」
「姫に気に入って頂けて光栄です」

ぺちゃ…ぺちゃ…

私は彼のそれをその味がなくなるまで丁寧に丁寧に舐め取っていく。彼はそうしている私に声をかけた。

「姫…これをずっと味わいたいと思いませんか?」
「え?」
「メルフィンに嫁がれたらこの味を味わう事は二度と出来ません」
「嫁いだら…味わえない?」

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