■お姫様と…(19)

私の捜索隊は形の上で全滅をした。大半を腑抜けにされて森の入口に転がされて…。死者は侍女達が活躍するまでに主が配置した怪物によって数人出しただけ。ある意味平和的にこの…私の主の計画は成功をし、捜索は打ち切られた。

マリアによって私を捜索する気をなくされたアルバートは他の捜索隊の者達と腑抜けのような状態で城に戻っていった。もちろんマリアを連れて。

父上はアルバートや捜索隊が私を捜す気をなくされてしまった事に驚愕し、寝込んでしまったそうだ。もちろんメルフィンへお輿入れの話も私がいないのだから立ち消えになった。


マリアはアルバートと普段は淫魔であることを隠して一緒に住むようになったという。他の侍女達は風の噂では捜索隊の中に気に入った者を見つけてついていったり、同行した御者、護衛とくっついた者もいるとか…。


私は…もちろんあの塔に…ご主人様と一緒に住んでいる。煩わしい事を何も考えず、ただただ主に抱かれ、食事を頂く毎日。

「あふぅ…あっ…あっ…」

私はご主人様と向かい合わせに座り、抱き合っている。彼の棒を下の口に入れて、快感を得ようと自ら腰を妖しくくねらす。淫らな甘美な行為。

彼は快感にもだえている私の唇を塞ぎ舌を絡ませる。その刺激は幾重にも快感に変換されて倍増させる。

「最初からこうすれば風圧で飛ばされる事はありませんでしたね…」
「ああん…あふっ…ご主人様ぁ…」

ぶわさっ…ぶわさっ…

快感が中の奥をつくたびに私の羽は動く。本来ならそんな事にはならないのだそうだがなるのは私がまだ淫魔として未熟な為だろう。でもそんな私をご主人様は慈しみ愛して下さる。感じているのが良く解ると言って下さる。

「シルビア…」
「ふぁ…」
「出しますよ…」
「ああ…はい…いっぱい出して下さい…」

びゅる…びゅるる…
「んんん…はぁぁぁぁぁ…」

びく…びく…と主の棒が液を吐き出す毎に身震いをする。

ばさばさと背中の羽が羽ばたく。

私は彼の精を身体に受けるたびにすざまじい快楽と充実感を味わう。


んじゅぶ…はむ…んちゅ…

自分の体液と主の精の入り交じったそれをいつものように舐め取って彼の衣服を正す。



前の私が何だったのかもうどうでも良い。今の私は彼に従属する淫魔。彼からの快楽を得る事に心をとろけさす。

私の食事を与えて下さる方。私の主。私の愛する方…。この主さえいればもう何もいらない。

←前
目次|
inserted by FC2 system