■ゆきずりなふたり(8)

「…ダメ…我慢できない…シェル…私の身体に…シェルのそこから出るモノ入れて…」
彼はため息を一つつくと私に覆い被さった。私のその濡れている箇所に自らのモノをあてがい、先をゆっくりと私の中に入れていく。

「へ…あ…あ…あ…」
今まで味わった事のない感触。濡れているためか途中まではスムーズに入っていく。そして中のある一点にくるといきなり突っ張るような痛みを感じた。

「つぅ…」
「やはり止めておくか?」

私は首を振った。腹はくくったのだ。途中で止めたら薬の効果でもっと辛いかも知れない。彼は私の返事を見るともう一度ため息を吐いて、一度それを中から出した。

それから今度はゆっくりとではあるがその箇所に来てもそのままぐいぐいとそれを押し込んだ。何かが破れたような感触がするとそのままずるりとそれが中に入っていく。

「うあ…ひっ…い…痛っ…くぅ…」
ここで私が悲鳴をあげてしまったら中途半端な状態で終えなければいけない。彼だって私がお願いをしたからこんな事をしているのであって…それなのに途中で止めさせてしまうのは申し訳ないと思う。

それにもし止めてまた、あの辛い思いをする位ならこの痛みの方が数倍ましだ。歯を食いしばる。

彼はすまなそうに私に言った。
「ディーさんすまんな。こんな形で大事なモンもらってしまって…」
「…いいの…続けて…」

彼がどんどんと奥に入っていき私の中の何かに突き当たる。

「…奥まで入ったぞ…どうだ?痛いか?」
「…す…少しだけね…」
私は冷や汗をかきながら作り笑いをする。

「ゆっくり動くから…なるべく痛くないように終えるつもりだから我慢してくれ」
「うん…わかった…」
ゆっくりと私の中をそれが出入りする。
まだ破れたばかりのそこはひりつくような痛みを生んで私を現実に引き戻す。

「くぅ…」
私は思わず彼にしがみつく。彼の汗の匂いと何とも言えない荒い息づかいを感じる。
「…ディーさ…ん?」
その先を言おうとする彼の唇を私は思わず指で塞いだ。心配してくれるのはありがたい。けれど私も後悔をしてしまう。出来ればこの行為に溺れたい。

「…もう何も言わないで…する事に専念して…私も決意が揺らいでしまう…」
「わかった…」
ゆっくりとゆっくりとそれが私の膣壁を往復する。だんだん苦痛だった痛みも薬の所為かそのうちに和らいでいき、私の声に甘い喘ぎの声が混じり始める。

←前|次→
目次|
inserted by FC2 system