■ゆきずりなふたり(15)

都合何回したんだっけ?5回ぐらいまでは覚えているんだけど…

隣で満足げに寝ているシェルを見る。私は1回で薬の効果が切れたんだけど何かシェルの目が血走っちゃって全然満足しないもんだからこっちが付き合わされて…しょうがないか…シェルの方の効果を消すには飲むか男同士でするしかないんだもんな…しかし、しばらくポーション関係の依頼は受けるの止めておこう。

ふうう…

私は手近にあった肌着と下履きをとりあえずベッドに寝っ転がったまま身につけた。

「ん…」
シェルが身動きをした。私が動いた振動で目が覚めたようだ。

「あ…起きた?」
「あ…ディーさん…何でとな…え?え?え?」
私が隣にいるのが不思議だったようだ。しばらく考え込んでいる内にどうやら夕べの事を思い出したらしい。顔色がさあ…っと青くなり、ベットから飛び降りて慌てて土下座をして私に謝ってきた。

「ディーさん、すまん!」
「へ?」
「夕べ…オレ…いくら薬の所為とは言え…ディーさんに…」
すごく申し訳なさそうな表情で私に平謝りをする。

「いや…あの…私も別に薬の所為で嫌じゃなかったし…どっちかって言うと私のミスなんだし…そこまで謝んなくってもいいよ」
「しかし…」

「それより…さ、冷静になったのなら服を着てくれる?目のやり場にすごく困るんだよね」
私は目を手で隠し、顔を赤らめながら言う。彼は自分が全裸であった事に改めて気づく。
「うわっ…わ、悪い!」
シェルは慌てて服を着た。

←前|次→
目次|
inserted by FC2 system