■すまにーとばーわ(12)

そりゃ、するのは嫌いじゃないけど手加減なしなんて事なら話は別。手加減しているはずの普段だって次の日は一日身体中がだるくて大変なんだよ?

自分からご褒美なんて言うぐらいだ。明日動けないんじゃないだろうか。だったらこんなところじゃなくてちゃんとした宿がいいよぉ。

「ご褒美って勝手に決めないでよ。大体……こんなとこじゃなくて……さっきの村でだって……」
「だめなんだな」
「な、何で?」
「あの村じゃ、オレが本性さらけ出せない。ここでならそれが出来るだろ?」
「あー」

納得。
確かにここなら人目は気にしなくても大丈夫だ。でも、盗賊のアジトだよ?

「いつ戻ってくるか……わからない……のにぃ……」
「そんときゃ、そん時だ。それに今更だな。ほら、あそこにいた時よりもあり得ないほど体型が変わってるだろ?」
お兄ちゃんは、たるんたるんのお腹を摘むとにかっと笑った。

「それに次の街には昔の知り合いがいるんだよな。少なくとも数日は行かない方が良いだろうし」
「そんなぁ」
「てな事で見返り分たぁっぷり楽しませてもらうぜ」

ずるり……。

お兄ちゃんは手を溶かして服の間から中に入り込んだ。

「ひゃんっ」
太ももを撫でるように外から内側に移動する。その動きに合わせて私は身体をくゆらせた。

「あ……あ……あ……」
「ほら、ここにいるのはオレたちだけだ。遠慮せずに声を出していいぞ」
「え……あ……あ……そんな……事言ったってぇ……」

『お前のアノ時の声は大きいから、隣の部屋まで聞こえてるだろうな』とか、『隣の奴ら、お前の悩ましい声で悶々して寝られないだろうな』とか、『お前の声をネタにして抜いてるかもな』なんていつもいつも言われて、恥ずかしいから普段は声を出さないようにしてるんだよ?

それが癖になってるんだもん。急にそんなこと言われても困る。お兄ちゃんが相手だって恥ずかしいんだよ。

「ま、急に言われても無理か」
「ふやっ?!」
胸がお兄ちゃんに包まれた。

「我慢出来なくすればいいんだよな?」
「や……やあ……胸……」
「しこってるぞ。気持ちいいんだろう?」
「ひっ……あっ……やっ……つまんじゃ……つまんじゃ……だめぇ!」
「そうそうその調子」
「その調子って……ああんっ!」

←前|次→
目次|
inserted by FC2 system