■彼女が欲しい(4)

胸が痛んむ。
彼女をこんな身体にしてしまったのも。無理矢理考えをねじ曲げられたのも。全部オレのせいだ。

オレがあんな願いをしなければ……。

「ごめん。オレが……オレがあんな事を願わなければ……」
「いいえ。私……まことさんの恋人になる事が運命だったんです。この方たちに拉致をされたときには悲観しましたけど……
でも、まことさんに会ったらそんなことどうでもよくなりました。だってまことさんが望まれたから私もこんなに感じやすくていやらしくて素敵な身体にしていただいたんです……だから……恋人にしてください……」
「だが……」
「……だめ……なんでしょうか?」

そんな目で見ないでくれよ。オレは君から彼を引き離した男だぞ。

「川澄さん。ならば彼があなたを欲するように努力なさい。みだらで恥ずかしい身体を見せているだけでは彼もすぐに飽きてしまいますよ」
「……あ……そう……ですね……私……」
彼女がすとんと腰を落とした。

「……私……私ご奉仕いたしますから」
そういうとオレのチャックの金具をくわえ、ゆっくりと下に降ろしていく。
「お、おい」
「わ……わらひひ……ごほうひ……さへて……くらはい……」
社会の窓から口で器用にパンツをずらしてオレの息子を出そうと懸命に動く。

しかし、好みの女性が好みの格好でなおかつひざまずいてオレに奉仕しようとしているんだ。勃起していないはずがない。先がパンツにひっかかりなかなか出せない。彼女はそれを出そうと必死だ。

その仕草がオレの胸にぎゅんとくる。ああ、なんてけなげで可愛いんだ。などと場違いな思いすら浮かんできてしまう。

オレはズボンをゆるめそのまま床に落とす。パンツから剛直を出すと彼女は顔を明るくした。顔をそれに寄せくんくんと臭いを嗅ぎ、うっとりとした表情をする。

←前|次→
目次|
inserted by FC2 system