■犬が欲しい−その後− ウェイフ作(4)

 結局あの後「変な味」と首を傾げるまゆをどうにか誤魔化して、事なきを得た。
 これで全ては元通り。


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 …………と、言いたいところなんだが。
 
「ぺろっ、ちゅっ……はむっ、んんっ」
「うっ、ぽ、ぽちっ、もう」
「わふっ……じゅじゅっ、じゅる……」
「くっ」
「んっ! ごくっ、じゅるるっ、ずずっ……ぺろっぺろっれろんっ」

 ぽちは『ミルク』をいたく気に入ったらしく、あれ以来、二人っきりになるとおねだりをするようになってしまった。
 最初は抵抗もしていたが、裸の美女に四つん這いで迫られるというシチュエーションを、欲求不満の男やもめが我慢できるわけもなく……

「パパぁ、見て見て、流れ星さんからぽちの服が送られてきたの。可愛いでしょ♪」
「! あ……ああ……」
「わん!」
「こ、コラっ、ちゃ、ちゃんと見てるからっ! 頼むからじゃれつくなぁっ!」

 何とか最後の一線だけは越えないように……一体いつまでもつことやら。
 丈の短い上下のスーツを身にまとったぽちを見て、オレは頭を抱えた。

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