■素敵な仕事場5(1)

「んっ…んくっ…んくっ…んくっ…」
数日もすると下腹部の結合した部分の違和感は無くなる。始終触手にまさぐられる感触も心地よさを感じるようになってくる。そして、口から与えられる食事なるものも元が自分の…だとしても気にせず由真は飲めるようになっていた。自分…はこの生物にだんだんなじんできているのだ…と触手からの食事を取りながら、由真はぼやけた頭の隅にでそんな事を考えていた。

◇ ・ ◇ ・ ◇

「…ようやく慣れたようですね…」
声をかけられてその方向に顔を向ける。森島が扉の所に立ってこちらを見ていた。

「オーナー。私はずっと裸でいなければならないのですか?」
「ええ、そうして頂くつもりですが…彼は体温が人よりも高めですし、部屋の中も快適な温度にしてあるはずですから不都合はないでしょう?」
「でも…」
「大丈夫ですよ。いずれ慣れます。おそらく近いうちに。実際に最近のあなたの様子を見ると着実に順応しつつあるように思えますからね」

「でも…あの…私…そろそろ…あの…生理…が」
彼女は顔を赤くしてかろうじて聞こえるか聞こえないか位の声で言う。
「生理?」
「え…ええ…だから…あの…せめて…その…」
由真はその先が言えず言葉を濁す。森島はその意を感じ取り、彼女に言った。

「大丈夫ですよ。彼が何とかしてくれます。しかし…そうですか…生理が近いとなると…」
彼は意味深な含み笑いをもらした。

「…楽しみですね。あなたはどんなミルクを作り出すか」
「オーナー?」
「とにかく、今のままで充分ですから心の底まで彼のパートナーになれるよう頑張ってください」
森島は部屋から出ていった。

◇ ・ ◇ ・ ◇

しばらくして…彼女は自分の足の付け根に目をやる。

…やっぱり…

赤い…血が割れ目から垂れて太股に垂れた。月のものが始まったのだ。

「……」
これを、この触手がどうやって何とかするのか。

由真が触手をじっと眺めていると

もそり…

「え?」
臭いを感じ取ったのか由真の太股にある血を自らになするように一本の細い蔓が動いた。彼女はすでに身体をまさぐられる事に関しては何とも思わなかったのだがその蔓はいつもと行動が違った、彼女の大事な…下半身で唯一触手の侵入を逃れていた穴。そこにそろりと入り始めたのだ。

←前|次→
目次|
inserted by FC2 system