■素敵な仕事場7(1)

「いやいや、『由真さんのミルク』は大評判ですよ」

数週間が経ち。森島が嬉しそうに部屋に入ってくる。

「固定客はつくと思いましたがこれほどまでとは思いませんでした」
「そんなに凄いんですか?私の…そのミルクは…」
「ええ、毎日毎日問い合わせて来て、今では一ヶ月先まで予約がいっぱいです。もう少し量を増やして頂けるとありがたいですね」

「で、でも、私。彼とずっと一緒にいて、これ以上ないぐらい彼となじんでるんですよ?」
「そうですね。通常の方法ではこれが限度でしょう。ところで由真さんはもっとミルクの量を増やしたいですか?」
「そりゃ…そうすればその分…」
「ええ、お給料も良くなります。なら増えるようにしてもよろしいですね?」

「…ええ。そうすれば売上が上がるんですよね?」
「はい。量が増えれば欲しがっている人は大勢いますから確実に。…ではちょっと待ってくださいね。今、準備をしてきます」


森島は部屋から出ていき、しばらくして何かを手に持って戻ってきた。
「では彼にちょっと退いていてもらいましょう」

彼は壁の搾乳機の吸引スイッチを切ると、機械をつけた時のように独特のリズムで触手に合図を送る。蔓はするすると彼女の上半身から離れていく。

「由真さん。ちょっと髪をあげて首を出してくださいね」
由真は言われた通りにすると森島は持ってきた金属製の首輪を位置を確かめながら彼女に取り付けた。

「さあ、これでいいでしょう」
「なんなんですか?これ?」
「頸椎から脳のパルスに働きかけミルクの量を増やすように信号を送る機械です。しばらく様子も見たいですし、彼へのご褒美も含めてこれを一端取らせて頂きますね」
森島は由真の搾乳機を取り外した。

ぽろんとカップの部分からこぼれ落ちる乳房は前に見た時よりも成長をしていた。
「…また大きくなってる」
彼女は恐る恐る大きくなった胸を手で下からすくい上げるように持ち上げた。手で覆い隠せそうだった乳房はたわわに膨らみ、持ち上げるとどっしりとした重みもある。この中に彼女のミルクが詰まっているのだ。

「ずっと刺激を受けていましたし、ミルクも作られていましたからね。大きくなっていると思います。今回出る量を増やしましたからまた大きくなるはずですよ」
森島はそう言って由真に返事をし、触手に指で合図を送った。

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