■素敵な仕事場10(1)

また数ヶ月後…
由真の腹は見事に膨らみどこから見ても妊婦そのものになっていた。

触手に抱かれて彼女は腹をさする。時折腹の表面がいびつにゆがむ。中で何かが蠢いているのがわかるほどだ。

「あんっ…また蹴った」
彼女は嬉しそうに触手に語りかける。
「ねえ、あなたの赤ちゃん最近すごく激しく動くの。元気のいい子みたい」
由真は母親としての喜びに目覚めていた。

「でも早く産まれないかな。妊娠してからずっとここに入れてもらってないでしょ?すごく入れて欲しくて仕方ないの。また前みたいにあなたに入れられたいなぁ…なんて」
照れながら由真は触手に寄りかかる。彼女の言葉を聞いたからなのかかわらわらと彼女の秘部に細い蔓が集まり始めた。

「え?あ…だめ…だよ。して欲しいって言ったけどそんな事したら…あんっ…ダメってばぁ…」
彼女が制止したためかそれらは入り口で待機をした状態でまるで何かを待っているかの様に動きを止める。

彼女の身体にも異変が現れた。ずるずると何かが下がっていく感触がする。入り口を叩かれたような気がし、見下ろすと自分の股間から細い蔓が出ていた。その触手が出た途端、待ち受けていた細い蔓はその出てきたばかりの蔓に絡みつき、引っ張り始めた。

「んあっ」
腹から何かが引きずり出される。
「くぅぅぅぅぅぅ…」
お腹の張りが下に移動をする。

「んあっ…ああっ…い…痛…ああっ…」
ぐんっ…と下っ腹に鈍い痛みが走る。彼女は足を踏ん張りながら触手にしがみつく。彼女の額に脂汗が浮かぶ。愛しいものに抱きついていないと不安と痛みで気がどうにかなってしまう。彼女は歯を食いしばる。

触手は徐々に中のそれを強引に入り口に誘う。
「んあっ…くぅ…んんっ…んあっ…あ…あ…!!」
それに従い痛みも頂点に達し、彼女は悲鳴を上げた。

「ひあぁぁぁぁっ〜!!!」

ずるり…
ぶしゃぁぁぁぁぁぁぁ………べちゃっ…べちゃべちゃ…

蠢く小さな触手が床に落ちると同時に…赤い血が股間から床に吐き出された。

「はぁ…はぁ…私…あ…」
触手は自分の子供を拾い上げ、彼女の目の前に持っていく。
「わた…しと…あなたの…子供…?」

彼女はそれを恐る恐る受け取った。それは愛しい者と同じ色をしてうねうねと彼女の身体に絡みつく。まるで彼女にすり寄っているかの様だ。

「あはっ…可愛い。赤ちゃん…私の…赤ちゃん…」
彼女は嬉しそうにまだ、血にまみれたそれに頬ずりをしたのだった。

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